認知症検査の新指標
認知症情動検査®の概要
MESE(Mini-Emotional State Examination)

検査は、大きく2つに分かれ1.五感による情動機能検査(視覚、聴覚、触覚、臭覚、味覚)と2.総合的情動機能検査があります。イラストや写真を見ながら対面で行います。質問に対し、なんらかの反応があれば加点していきます。30点満点で23点以上で問題なしとします。
情動機能:EQ(喜怒哀楽、本能、感情)大脳辺縁系の検査になります。
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笑顔・泣き顔・怒った顔

笑っている顔はどれですか?(視覚)

姥捨て山

姥捨て山の話しです。お婆さんはどうして枝を折っているのでしょう?(社会規範)

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この子供はなぜ泣いているのでしょう?(幸福への反応)

▼認知症診断の現状
現在、認知症診断の基準は認知機能:IQ(記憶力、計算力、言語力など)を測る検査MMSE(Mini-Mental State Examination)や長谷川式等が実施され診断の指針となっています。情動機能:EQ(喜怒哀楽、本能、感情)についての診断はなされずにいました。しかし、近年、認知機能が低い患者であっても情動機能が高ければ、支障なく家庭生活を送ることができることがわかってきました。また、認知機能:IQが低い方であっても、情動機能:EQにおいては非常に豊かで人間性の高い方が多く存在することがわかってきました。

▼情動機能検査の確立と
そこで長年の研究により、数値で情動機能:EQが判定できる認知症情動検査®(MESE:Mini-Emotional State Examination)が佐々木・藤井両医師らによって開発されました。検査結果から情動機能をどのくらい維持しているかを判定し、従来のMMSEと合わせて総合的に認知症の診断を行うことが可能になりました。

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※認知症かどうかの診断は、必ず医師が本検査MESEの検査結果と認知機能を測るMMSEの結果をふまえて総合的に行ってください。

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